再びじりじり進む円安!
昨年USの銀行を解約して日本の銀行に$のまま移した直後に、USが政策金利の上げ幅を縮小が発表されて歴史的な円安から一気に¥20ほど円高が進んでしまって換え時を逸してしまっていましたが…
ここにきて再びじりじりと円安が進み始めました!まぁ!USの政策金利の上げ幅が縮小されたと言え、未だ日米の金利差は10倍以上と大きいので長期的にはこんな展開になるんじゃないかと思っていましたが…それにしてもUSはものすごい勢いで政策金利を上げています!こんなことを今の日本でやったら経済は冷え切ってしますと思いますが…USはとにかくインフレがすごくて、このインフレ抑制のためには少々経済の足を引っ張るのはやむなしという判断です!それだけ経済が好調?もしくは過熱気味という事なんでしょうね!
注目を集めていた日銀総裁の後任も決まって金融政策維持の方向性が示されて…ここにきて最近発表された堅調な経済指標を受けてUS FRBからは利上げペース再加速の発言まで飛び出して…また円安方向に突き抜けそうな感が出てきました!
さて?この先の展開はどうなりますかねぇ~?まぁ!いくら何でも¥150に戻ることは無いと思いますので…¥140を超えたあたりで換えますかね!
とはいっても相変わらずバラマキ的な財政出動を繰り返し続ける政府と国債を買いまくる日銀の構図がかなり危うい感じがします!というのもかつて日本もインフレにあえいだことがありました!70年代オイルショックです!中東戦争を機にOPECが原油価格の70 %引き上げるを発表して、世界経済は大混乱!日本ではあらゆるものの値段が上がって年率23 %ものインフレに見舞われました!
当時はこのこの狂乱物価の原因は原油高という見方が支配的でしたが…今では「真犯人」は、日銀による行き過ぎた金融緩和政策と、「列島改造」を掲げる田中角栄政権による巨額の財政出動だったというのがもっぱら通説です!そうなんです政府/日銀による多額の資金供給はハイパーインフレに繋がるんです!USで今起きていて、FRBが必死に抑え込もうとしているインフレもこの為です!
こうしてみると今回もウクライナ危機に端を発したエネルーギー危機、政府の財政出動、日銀の資金供給と極めて状況は似ています!政策を一歩間違うとハイパーインフレがやって来る可能性があります!となると金融資産価値は急落!ドル円レートがどうのこうのと言っている場合ではなくなります!こんなことにならないことを祈ります!今のこの状態をどうやって引き締めに向かわせて、うまく経済を軟着陸させるか?植田日銀新総裁の難しい舵取りが求められています!戦後初の経済学者の総裁に期待です!