台風去って東京湾はどうなる?
台風16号は東京湾を暴風域に巻き込んで東に去っていきましたね!東京湾は長い時間強い北風にさらされたことになります!台風明けは何らかの変化があるのは確実と思います!心配されるのは「沿岸湧昇」による急激な水温の低下!「沿岸湧昇」とは日に当たっている暖かい表層の潮が、強い風による流れで沖に行ってしまった結果、海の深いところから冷たい水が湧き上がってきて、水温が一気に下がってしまう現象です!
8月の台風でもありましたよね!8月はこれで29℃あった水温が一気に4~5℃下がって激渋モードに入りました!違いは前回は南風!今回は北風!離岸流発生のメカニズムからすれば...風による流れは自転によるコリオリの力が働くことで進行方向45度右に向かって流れる!ということは磯子の位置では南風で沖に出て行き、北風で陸に向かって流れるということになりますね!ということは千葉側で水温が下がって磯子は大丈夫ということになりますね!
でも先週水曜日見事に撃沈を食らった日に既に底潮に冷たい潮が入っていたようですので…ちょっと心配です!というのも磯子沖には海溝のような深い部分があってこれが東京湾の入り口の深海部へとつながっています!この海溝に沿って深海の水が湧き上がると…あたり一帯の水は冷たくて、かつエサがないという状態に陥ります!

さてどちらに転びますかね?いずれにしてもなんらかの変化が出ますので2~3日は渋い状態が続きそうですね!