総選挙が終わりましたね！予想通り与党自民党は大敗！国民民主党が議席4倍増と大躍進とげました！愚直な庶民目線のスマートな経済政策が現役世代に刺さりましたね！

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今回の選挙の争点は猫も杓子も裏金問題！こんな足の引っ張り合いのような議論をいくらやっても国民の生活は何もよくなるわけでも無く…そんな中彼らの政策の基本方針は　”手取りを増やす。”　ですが…彼らのロジックはこういうことです！

30年間デフレに苦しみ賃金が上がってこなかった日本ですが…他の先進国と比較すると異常で…これはこれまでの政府の経済政策の失敗と言わざるを得ません！こんな中コロナ禍後のインフレもあって…昨年からようやく賃上げムードが高まり大手の春闘では満額回答が合い継ぎました！その賃上げ率は5～6％！

与野党はこの賃上げに継続よる経済の好循環＝賃上げ→消費拡大→企業業績向上→賃上げ　を盛んに訴えますが…実はそうはなっていないんです！好循環の鎖は政府によって断ち切られてしまっています！


どういう事かと言えば…日本は所得に応じて上がる累進税率を採用しているため賃金が上がると…税率が上がってしまう人が出てきます！ということは得られる税収は賃上げ以上に伸びてしまうことは理論的にも明白です！これをブラケットクリープ現象と呼びます！現に昨年8月→今年8月の税収の伸びはなんと25.8%増！賃上げ率と比較して桁が違います！

これが何を意味しているかと言えば…賃上げ以上に税金を取っているということであり...給与所得者の手取りは増えるどころか減っている！？せっかく民間の努力で実現した賃上げ分以上に政府は税金で吸い上げてしまっているということになり…国民はヒーヒー！政府だけがウハウハ！こんな理不尽な話はありません！

これでは経済の好循環なんて言っても机上の空論！聞こえは良いものの…はっきり言ってほとんど詐欺です！マスコミも賃上げが経済の好循環に繋がるような報道しかしませんが…現役世代はこの矛盾を実体験として理解していましたね！これが刺さった一番の理由だと思います！

これをさも賃上げの効果があったように声高に訴える与党も…暮らしを守ると言っておきながら…こんなことになってしまっていることに全く気が付かず…まともな経済政策すら出来ない野党もなんと情けないことか！？黙ってほくそ笑んでいるのは解っているけど…絶対外には言わない財務省だけです！

でもこの矛盾を理解した現役世代から見ると政治家は単なるアホか詐欺師に見えてしまいます！こんなことも分からない政治家が財務省の言いなりで経済政策を決めていて本当に大丈夫！？現に失われた30年で大失敗もしているし…とても任せられないと思うのは当然！少なくとも日本は良くなる気がしません！

国民民主党の訴える経済政策はこの矛盾は減税で調整すべき＝取り過ぎた税金は国民に帰すべき！との訴えで…他党はどこも言わないけれど先進国はどこでもやっている至極ごもっともな政策！…そもそもバブル以降不景気が続いて税収が減ると増税増税を繰り返してきたのが…消費を減退させて経済を益々停滞させてきた最大の要因なのだから！発想を逆転して…減税することで現役世代の手取りが増やしてやれば消費も増えて本当の経済の好循環が回り始めて自然と税収増が付いてくるという訴えです！

ここまで見ると現役世代向けの政策ばかりで心配する年金世代の方もいるかと思いますが…年金は経済が良くなって賃金が伸びれば年金額も上がるシステムになっています！いわゆる”マクロ経済スライド”というやつです！また彼らの主張する減税の効果は確実に高齢者にも及びますのでご心配なく！まずは現役世代が元気になってもらうのが近道です！

こうして見ると今回の国民民主党の大躍進は単に政治と金の問題で自民批判の受け皿になっただけではなく…これまでのような曖昧で耳障りの良いだけで…あとでいくらでもごまかしの効くスローガンのようないい加減な政策だけでは…特に経済政策に於いては…これからは通用しないようになってくる＝選挙に勝てなくなる！ことを意味しています！よりスマートで実効性のある政策が求められてくることになると思います！ようやく日本の政治の流れも大きく変わって来そう…というか否応なしに変わらざるを得ないような予感がします！良い事です！これで若者が政治に興味を持ってもっと投票率が上がってくればこの流れはさらに加速して来ますね！次回参院選も楽しみになって来ました！