このままでは東京湾から海苔が消える!?

何だか今年の磯子にやけに多いアイゴ!今年は大量にコマセに群がるアイゴの稚魚が見られます!こんなの初めてです!潮が緩くなるとエサの海苔は瞬殺でやられてしまいます!そもそもアイゴは本州中部以南に生息しており、かつては東京湾にはいなかった魚です!いったい何時ごろから東京湾に出現したのか?ネットで調べてみると…どうやら2012~2013年頃からのようです!
アイゴは海藻を好んで捕食しますので、海苔メジナ師にとっても厄介者ですが…大きな群れで藻場の海藻類を食べ尽くしてしまって、藻場が消失し、岩肌が白っぽく露出してしまう「磯焼け」の原因として、まずは相模湾/三浦半島のの漁業者の間で問題となり始めたようです!こんな文献が出てきました!
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/11497/889116_2743734_misc.pdf
こうなると貝やエビもいなくなり、エサがないので魚も寄り付かなくなってしまします!漁業者にとっては深刻な問題です!
https://www.youtube.com/watch?v=cN_-u5Czvfk
これはちょっと海苔メジナ師にとっても由々しき問題です!このまま行ったら東京湾の海苔は食いつくされてしまってメジナも姿を消す!?それは困る!
そもそもこんなにアイゴが増えたのは温暖化の影響による海水温の上昇が原因!晩秋から初冬にかけては海藻が芽吹く時期ですが、この時期の海水温が高いと…芽が出ない!つまり海苔が生えない!これが今年の冬に海苔の確保に苦労した原因ですね!で夏になると大挙してやって来るのがアイゴの大群!ただでさえ少ない海藻を食べ尽くしてしまう!このダブルパンチの繰り返しでどんどん藻場の減少が進行していきます!いやぁ~!上がってしまった水温を下げるのは容易なことではなく、これはかなり深刻な事態に入っていると言わざるを得ません!そんなに簡単に回復できるものとは思いませんが、文献によればアイゴの摂餌限界 水温は 15℃前後,致死限界水温は10.0-13.5℃!ということですので…この冬水温が低下して消えることを祈ります!このまま冬を越して来夏産卵したとしたらちょっと恐ろしい!
それにしても今年の水温の推移を見る限り...今年も冬から春にかけて海苔の確保に苦労しそうだなぁ~!
磯子 40オーバーの獲り方!
メジナの乗っ込み!
結局イガイ採り買いました!
梅雨メジナ攻略!大型は地合いの入り口!深めで待て!
梅雨明け後の磯子!さて今週はどうかな?
今年の磯子は何でこんなにダメなのか?海に何か起きているのか?
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この記事へのコメント
当方ではアイゴのことをバリコと呼びます。こちらでは食用の魚としてスーパーで売っています。干物にして焼いて食べるとスルメのような味でとてもおいしく頂けます。独特なにおいのせいで嫌がる人もいますが、私は好んで食べます。お酒に漬けてから干物にすると臭いは無くなります。
ヒレに毒があるので、締めてからキッチンバサミでヒレをカットして持ち帰るといいです。
ヒレに毒があるので、締めてからキッチンバサミでヒレをカットして持ち帰るといいです。
魚の命に良し悪しなんてないのに駆除だなんて言う人は今後一切釣りしないで下さい。